アクリルの仙人って何ができるの?本当に1個から簡単に注文できるの?アクリルの仙人の使い方をご紹介〜データ制作編〜

2024.03.25
アクリルの仙人って何ができるの?本当に1個から簡単に注文できるの?アクリルの仙人の使い方をご紹介〜データ制作編〜

前回のアクリルの仙人の使い方〜注文編〜はもうご覧いただけましたか?

今回は使い方紹介第2弾として、データ制作に関してご紹介できればと存じます。


ご自身で制作したイラスト等をアクリルグッズにするには入稿データといって、どんなデザインでどのサイズにしたいのかといった詳細をデータにして入稿。そこから工場でデータを元に製造に移っていきます。

つまりグッズを作るにはこの入稿データが一番重要なものとなっていきます!


アクリルの仙人では入稿データをai形式にて入稿いただくので、今回はIllustratorを使ってどのようにデータを作るか簡単に解説していきます。


Illustratorを使ったことがある方はご存知だと思いますが、Illustratorは本当に多くの機能が揃っていて、できることが無限大です。なのでこのIllustratorの解説をしていくと膨大な量になってしますので、今回はIllustratorの詳細な説明を省き、簡単な流れのみの紹介となります。


Illustratorの詳しい解説は改めて別に記事にして掲載していくのでお楽しみに!


それでは「アクリルの仙人の使い方をご紹介〜データ制作編〜」スタートです!!!


今回は前回同様にアクリルの仙人のイラストを使って、50×50mmサイズのアクリルキーホルダーを1個作っていきたいと思います!


アクリルの仙人で入稿する場合、データ制作の流れは以下の4ステップです。


STEP1 デザインを配置する


入稿データは実際にアクリルをカットする「アクリルカット線」グッズの要となるデザインが配置された「デザイン」、色を綺麗に発色させるための背景にもなる「白押さえ」の3つのレイヤーに別れています。(裏面のデザインがある場合は「裏デザイン」のレイヤーも必要なので全部で4つのレイヤーが必要になります。)


まずテンプレートのダウンロードページより作りたいアイテム・サイズのテンプレートをダウンロードして開きます。


テンプレートの枠内に自身のデザインを合わせ、デザインレイヤーを作成します。

※この時デザインは必ずデザインレイヤーに1つにまとめてください。


今回は裏面のデザインもしたいので、「裏デザイン」のレイヤーも作成します。

裏面印刷をする場合は、表面のデザインと輪郭を合わせて同じ位置に作成します。


※その際に裏面に印刷する文字などは反転して作成してください。

反転して作成することで、実際に裏から見た際に正しい向きの文字になります。




STEP2 白押さえを作る


白押さえとは、色を印刷する際により鮮やかに発色させるための下地のような役割を担っています。 白押さえをなくすと透け感のある仕上がりとなるのであえて部分的に白押さえを無くして透けた仕上がりにすることも可能です!

※白押さえは白版と呼ばれることもあります。


白押さえは下地的な役割になるので、デザインと同じ形・同じ位置で「白押さえレイヤー」に、K100にしてに作成してください。


白押さえは元のデザインをペンツールでなぞり、K100で塗りつぶすと簡単に制作ができます。




STEP3 カットパスを作る


次にカットパスを作成します。

カットパスはアクリルをどうやってカットするか決めるガイドライン的な役割をになっています。



まずはカットパスレイヤーで白押さえ同様にペンツールでデザインをなぞっていきます。


デザインをなぞり終えたら線幅を3mmに設定し、ダイレクト選択ツールを使って角ばっているところを緩やかにしていきます。


※角ばってると実際に商品ができた際に怪我をしやすくなったり、杖などの細いデザインに沿わせると折れやすくなることがあるのでなるべく丸みを帯びた、太めのカットパスにすることを推奨しています。



なめらかな線ができたらその線をさらに外側に作成します。

作成した線を選択して、「オブジェクト > パスのオフセット」でオフセットを「3mm」に選択すると、作成した線の外側に同じ線ができます。


外側に線ができたら、元の線を削除して完成です。


※実際のデザインにそのままくっついた線だと、アクリルのカットする際にデザインに食い込んでしまったり、逆に一部だけデザインより外側をカットしてしまうことがあります。

デザインをより綺麗に見せるためにも、元のデザインより大きめにアクリルをカットします。


STEP4 完成


「アクリルカット線」、「デザイン」、「白押さえ」。(裏面のデザインがある場合は「裏デザイン」)それぞれのレイヤーが作成できたら入稿データの完成です。



それぞれのレイヤーに必要なデザインがされているか、余計なものが入っていないか、入稿前にいま一度ご確認ください。




ここまでがデータ制作の一連の流れになります。

Illustratorの使い方をもっと詳しく知りたい方はデータ制作ガイドも併せてご確認ください。


ブログ記事でもIllustratorの使い方や入稿データの制作方法についてもさらに詳しく書いていければと思っているので、今しばらくお待ちください!

さらにこちらのブログ記事ではアクリルの仙人の使い方はもちろんのこと、アクリル製品の活用方法や保存方法などを随時紹介していきますのでぜひお楽しみに✨



アクリルの仙人の使い方〜注文編〜

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