ラスタライズ化とは?ベクターデータとラスターデータの違い、メリット・デメリット、Illustratorでのラスタライズ化方法を解説!

2025.10.20
ラスタライズ化とは?ベクターデータとラスターデータの違い、メリット・デメリット、Illustratorでのラスタライズ化方法を解説!

Illustratorでデータを作成する際に、「ラスタライズ」という単語を目にした経験はありませんか?

ラスタライズは「ベクターデータをラスターデータに変換すること」を指しますが、この知識は入稿用データを作成する際に役立ちます。

本記事ではラスタライズ化について、ベクター形式とラスター形式の違いからラスタライズ化のメリット・デメリット、Illustratorでのラスタライズ化の方法まで解説します。

 

1.ラスタライズ化って何?ベクターデータとラスターデータ(ビットマップデータ)の違い

ラスタライズ化とは「ベクターデータをラスター形式に変換すること」です。

そもそもベクターデータとは「数式によって線や色などを描画して画像を形成するデータ形式」を指します。拡大・縮小をしても画質が変わらないという強みがあり、ロゴやアイコンなどの色数の少ない画像で使用されています。

一方でラスターデータとは「ピクセル(小さな四角の点)の集合で画像を形成するデータ形式」を指し、ビットマップデータと呼ばれることもあります。面積に対してピクセルの数が多いほど高画質に、少ないほど低画質になる特徴があり、写真などの色数の多い画像で使用されています。また様々なソフトウェアで開くことができ、互換性が高いという特徴もあります。

そのため、ラスタライズ化はデザインを保持したまま入稿用データ(印刷用のデータ)を作成する際に便利です。


2.どんなときに使うの?

ラスタライズ化は、デザインを保持したまま入稿用データ(印刷用のデータ)を作成する際に有効です。例えばIllustratorでドロップシャドウやグラデーションなどの「効果」を使用している場合、ラスタライズ化をしていないと印刷所等で互換性のないソフトウェアを用いてデータを開いた際にデザインが崩れる恐れがあります。


○Illustratorでラスタライズが有効な例

・ドロップシャドウやグラデーションなどの「効果」を使用している

・「パターンスウォッチ」を使用している

・「ブラシ」を使用している etc


上記の場合、ラスタライズ化することで意図しない仕上がりになるのを防ぐことができます。


3.メリット

ラスタライズ化には2つのメリットがあります。

①様々なソフトウェアで開ける
ラスターデータはソフトウェア間の互換性が高く、データの再現性を高めることができます。

②データを軽量化することができる
ベクターデータは数式によって画像を構成しています。そのため、Illustratorで沢山のパスやアンカーポイントで構成されている画像はデータが重くなりますが、ラスタライズ化することでデータを軽量化することが可能です。

4.デメリット

ラスタライズ化には3つのデメリットがあります。

①拡大すると画像が粗くなる
ラスターデータはピクセルの集合で画像を構成するため、拡大表示すると画像が粗くなることがあります。

②ファイルサイズが大きくなりやすい
データの軽量化をメリットに挙げた一方で、ラスターデータは解像度が高いほど使用するピクセル数も増加します。そのため、場合によってはファイルサイズが大きくなるデメリットも存在します。

③ラスタライズ化するとベクターデータに戻すことはできない
ラスタライズ化は不可逆編集のため、一度ラスターデータに変更するとベクターデータに戻すことができません。そのためラスタライズ化する際には注意が必要です。


5.Illustrator(イラストレーター)でラスタライズ化する方法

それでは実際に、Illustratorでオブジェクトのラスタライズ化にチャレンジしてみましょう!


①ラスタライズ化するオブジェクトを選択

②画面上部のメニューから「オブジェクト」→「ラスタライズ」を選択

③「ラスタライズ」のダイアログが表示されます。

④必要に合わせて各項目を設定し、「OK」を選択すればラスタライズ化の完了です!


今回はラスタライズ化について紹介しました。

ラスタライズ化とは「ベクターデータをラスター形式に変換すること」で、入稿用データを作成する際に役立ちます。

ラスタライズ化をマスターして、ぜひオリジナルグッズ制作やアクリルの仙人での注文にトライしてみてください!

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