グッズ制作の場面において、量産前にサンプルを作る作業は非常に重要です。
特に、アクリルグッズは色味などの調整で事前にサンプルを作成し、クオリティを確認する工程が欠かせません。
このようなサンプル出しの場面では「T1」や「T2」といった表現が使われます。
本記事では、「T1」「T2」とは何か、どんな時に使用する言葉なのかを解説していきます。
T1?T2?
グッズ制作における「T1(ティーイチ/ティーワン)」「T2(ティーニ/ティーツー)」とは試作品であるサンプルの段階を示す用語です。
主にクライアント、制作者、工場の間で進行状況や修正点を共有する際に使われる言葉です。
円滑なやりとりを行うためにこれらの用語を理解し活用していきましょう。
・T1(トライ1)
デザインが決まり、一番最初に試作したサンプルのことを指します。
初めて工場で試作品を作成し、デザインや素材、サイズ、印刷の仕上がりを確認します。
この段階では、色味や形にズレが生じることが多く調整が必要になるケースが多いです。
・T2(トライ2)
T1で浮かんできたポイントを修正してたサンプルのことを指します。
細かいディテールや調整点が最終確認されます。
必要に応じて、T3、T4…と試作を重ねることもあります。
基本的にグッズ制作においてはT2まで進むのが一般的ですが、色味調整などでさらに試作を重ねることもあります。
また、作成したすべてのサンプルを並べて比較し、T1やT2の方が適していると判断される場合もあります。
アクリルグッズ制作時の使用事例
アクリルスタンドやアクリルキーホルダーなどのグッズを制作する際にも、「T1」「T2」といった試作工程があることが一般的です。
キャラクター物のアクリルグッズであればキャラクターの髪や目の色、肌の黄色味やピンク味の調整をすることが大変重要です。
デザインから完成までの一連の流れを説明します。
1デザインデータの制作
Illustratorなどのアプリで制作する商品のデザインを制作します。
依頼元からデザインの承認を得られたらすぐに商品を量産するのではなく次の作業に移ります。
2入稿しサンプルの制作
サンプルを出し、本来のデザインの色味などと比べてみます。
この際に一番最初のサンプルを「T1」、その次に修正されて制作されたサンプルを「T2」といいます。
3校了・量産
何度かサンプルを出して、最終的にどのサンプルで校了になったか工場などに伝える際にも「結局T2になりました。」「T3を校了でお願いします。」と言うように使われます。
4商品完成
最後に商品が納品されて完成です。
簡単ではありますが、このような流れでグッズ制作は行われ、「T1」「T2」などの用語が使われます。
まとめ
今回は「T1」「T2」について解説しました。
サンプルを出す作業はグッズ制作の場面において大変重要で、特にアクリルグッズ制作では印刷の色味やカットの精度が仕上がりのクオリティに直結します。
「T1」「T2」などの工程をしっかり踏むことで完成度の高い商品が作れます。
クライアントや工場とのスムーズな情報共有の際にも使用する言葉なのでぜひ覚えて活用してみてください。
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